世界が変わるGoogleスプレッドシートの便利な日付関数とその使い方
Googleスプレッドシートを使う上では何かと便利な日付関数を紹介します。
普段手動で入力している日付を全部自動化したり、今日の日付を条件にシートに何かさせたり、と知ることで生活がかなり便利になる関数です。
- 今日の日付を使うためのTODAY()
- 日付をセルに入力するためのDATE()
- 日だけを表示させるDAY()
- 月だけを表示させるMONTH()
- 年だけを表示させるYEAR()
- 曜日が分かるWEEKDAY()
- 数ヶ月前、数ヶ月後の日付を表示させるEDATE()
- ◯ヶ月後の月末を表示させるEOMONTH()
- 最後に
今日の日付を使うためのTODAY()
関数の説明
難易度:★☆☆☆☆
便利さ:★★☆☆☆
=TODAY()
こう入力するだけで、今日の日付が表示されます。
使いどころ
Googleスプレッドシートを開いている日の日時が表示されているため、条件式の中に入れるのが一般的です。
・友人の誕生日リストを作り、今日が誰かの誕生日なら『Happy Birthday!』と表示させる ・タスク管理表を作り、期限切れのタスクについては注意文を表示させる
注意点
使用しているGoogleスプレッドシートの日付設定に依存しているため、ちゃんと日本時間(自分の国の時間)に設定していないとズレます。
左上の『ファイル』→『スプレッドシートの設定』→『全般』タブのタイムゾーンが『(GMT+09:00) Tokyo』(か自分が住んでいる国)になっていることを確認
日付をセルに入力するためのDATE()
関数の説明
難易度:★☆☆☆☆ 便利さ:★★☆☆☆
=DATE(年, 月, 日)
このように、特定の日付を入力することでセルにその日付を表示させます。
また、関数に直接日付を入力せず、日付を入力した別セルを参照させることも可能です
使いどころ
上にあるように、年、月、日をそれぞれ別のセルに入力してあるのを、この関数を使って一つにまとめる等可能です。
日だけを表示させるDAY()
関数の説明
難易度:★☆☆☆☆
便利さ:★★☆☆☆
=DAY(日付)
日付から、日だけを引っ張り表示させます。
使いどころ
フォームなどに日付を入力してもらい、その結果から日のみを使いたい時などに便利です。
月だけを表示させるMONTH()
関数の説明
難易度:★☆☆☆☆
難易度:★★☆☆☆
=MONTH(日付)
日付から、月だけを引っ張り表示させます。
もちろん、別セルを参照することも可能です。
使いどころ
フォームなどに日付を入力してもらい、その結果から月のみを使いたい時などに便利です。
年だけを表示させるYEAR()
関数の説明
難易度:★☆☆☆☆
便利さ:★★☆☆☆
=YEAR(日付)
日付から、年だけを引っ張り表示させます。
使いどころ
フォームなどに日付を入力してもらい、その結果から年のみを使いたい時などに便利です。
直接日付を記入する方法
日付を入力した別セルを参照する方法
曜日が分かるWEEKDAY()
関数の説明
難易度:★☆☆☆☆
便利さ:★★☆☆☆
=WEEKDAY(日付)
特定の日付が何曜日なのかを教えてくれます。
しかし、WEEKDAY()関数を使用すると、数字が表示されます。
これは1を日曜日、2を月曜日と、曜日を数字で表しているからです。
関数の結果 | 曜日 |
---|---|
1 | 日曜 |
2 | 月曜 |
3 | 火曜 |
4 | 水曜 |
5 | 木曜 |
6 | 金曜 |
7 | 土曜 |
このように1は日曜日として表示させますが、1を月曜日にしたい場合は
=WEEKDAY(日付, 2)
と日付の後に読点、そして種類を入力する事で変えることができます。
結果、上のスクショと同じ日付の曜日を求めているのに、結果が6から5に変わりました。
関数の結果 | 曜日 |
---|---|
1 | 月曜 |
2 | 火曜 |
3 | 水曜 |
4 | 木曜 |
5 | 金曜 |
6 | 土曜 |
7 | 日曜 |
使いどころ
カレンダーやタスク管理、スケジュー管理表などをGoogleシートで作成する時に、曜日を自動的に教えてくれます。
数ヶ月前、数ヶ月後の日付を表示させるEDATE()
関数の説明
難易度:★☆☆☆☆
便利さ:★★★☆☆
特定の日付から、何ヶ月前、あるいは何ヶ月後の日付を表示してくれます。
=EDATE(日付、月数)
日付部分に日付、そして月数部分に表示させたい◯ヶ月後の(何ヶ月前ならマイナスの)数字を入れます。
使いどころ
月次タスク表や月次の売上表など、月単位で表などを作る場合、EDATEを使うことによって毎月手動で日付を入れなくても済みます。
初月に日付を入力し、その次のセルに=EDATE(セル、1)、そして、それ以降のセルに対してこの関数をコピーすれば、翌月、翌々月と月毎の日付が表示されます。
毎月の日付を変更したい場合、一番最初に入力した日付を変更するだけで他の日付も自動的に更新されます。
また、=EDATE("2018/01/31", 1)のように月末を日付にする場合、月毎の最終日の違いを考慮してくれるので、この関数の結果は2018/02/31ではなく2018/02/28となります。
◯ヶ月後の月末を表示させるEOMONTH()
関数の説明
難易度:★☆☆☆☆
便利さ:★★★☆☆
特定の日付の月末を表示してくれる便利な関数です。
=EOMONTH(開始日、月数)
月数部分に表示させたい◯ヶ月後の数字を入れます。
使いどころ
EDATEと似ているので、基本的にはEDATE関数を使い、その月の月末を表示させたい時のみEOMONTHを使うという棲み分けをすれば使いやすいです。
最後に
日付関数はシートでタスク管理やカレンダーなどを作る際には結構便利なので、覚えておいて損はないです。